『仕事がいつも、締め切りギリギリになっています!』
『毎年、気が付いたら1年が終わってる。。。』

この悩みを解決するために知っておきたいのは、【パーキンソンの法則】です。
パーキンソンの法則を知っておくべきなのは、次のような人です。
- 仕事を効率的にできず、時間が足りなくなる人
- やるべきことの優先順位が低く、時間が無くなる人
- 人生で、やりたいことが後回しになる人
また、これからお話しするパーキンソンの法則は、サラリーマンでも主婦でも子供でも活用できます。
ぜひあなたも、パーキンソンの法則をしっかり理解して、時間の余裕を取り戻しましょう!
目次
★あなたが時間が無くなる理由とは?
なぜあなたは、本当は時間に余裕があったはずなのに、いつの間に時間が無くなるのでしょうか?
まるで、夏休み終盤に、急いで宿題に取り掛かる子供みたいに。
その理由は、忙しいとか、疲れたとかではありません。
人間には誰にでも、パーキンソンの法則が働くからです。
例えば、パーキンソンの法則を知らないと、人は無意識にこうなります。
パーキンソンの法則を知らない人
●サラリーマン
納期が3日後の仕事を任される。
⇒仕事の内容を見ると、2日で完成できそう
⇒他のタスクが気になり、作業に集中できない。
⇒3日後、ギリギリにやっと納品。
●主婦
今年中に旅行したい場所がある。
⇒毎日の生活で忙しく、旅行どころでなくなる。
⇒旅行のことを思い出すが、ベストな時期を逃す。
⇒今年は無理だから、翌年へと持ち越す。
一方、パーキンソンの法則と対策法を知っている人はこうなります。
パーキンソンの法則と対策を知っている人
●サラリーマン
納期が3日後の仕事を任される。
⇒2日で完成させるつもりで始める。
⇒仕事のみに集中し、余裕をもって納品。
⇒別の仕事や、別の作業に時間を充てられる。
●主婦
今年中に旅行したい場所がある。
⇒まず初めに、旅行に行く日を決める。
⇒旅行を第1優先に、毎日の生活を過ごす。
⇒ベストな時期に旅行に行ける。
あなたはどちらになりたいですか?
やっぱり後者じゃないですか?
では、パーキンソンの法則とは、具体的にどのような法則なのでしょう?
★パーキンソンの法則とは?
パーキンソンの法則とは、『人は、時間やお金を全て使ってしまう』という人間の習性のことです。
実際には以下のように内容です。
パーキンソンの法則は、英国の歴史学者・政治学者シリル・ノースコート・パーキンソンが1958年、著作『パーキンソンの法則:進歩の追求』で提唱した法則であり、以下の2つで構成される。
第1法則
仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する
第2法則
支出の額は、収入の額に達するまで膨張する
人は、時間だけでなくお金も、あればあるだけ使ってしまうということです。
では、第1法則の「時間」に関して、あなたの仕事・日常生活・人生で、どのような対策法や考え方があるのでしょう?
次の3つのポイントで解説します。
- (仕事編)その問題は解決せんでええ
- (日常生活編)価値の序列を知る
- (人生編)緊急じゃないけど重要なこと
あなたの人生に非常に重要なことなので、ひとつずつしっかりお読みください。
●(仕事編)その問題は解決せんでええ
『その問題は解決せんでええ』とは、徹底的に仕事を効率化する考え方です。
この考え方を発案したのは、1日3時間労働で年商3億円を達成した経営コンサルタントの加藤将太さんです。
加藤さんによると、『その問題は解決せんでええ』とは、以下のたった1つの質問に言い換えられます。
そのことは、
あなたが〇〇することと、
どういう関係がありますか?
〇〇には、目標が入ります。
例えば、あなたが「急ぎでプレゼン資料を作成しなきゃいけない」のに、資料整理したり、クオリティを追求しすぎたり、デスク掃除を始めたくなったとき、自分自身で問いかけるんです。
「そのことは、僕(私)が急ぎでプレゼン資料を作成することと、どういう関係がありますか?」と。
- 資料整理は、急ぎのプレゼン資料作成と関係ないですよね?(=資料整理は解決せんでええ!)
- クオリティの追及は、急ぎのプレゼン資料作成と関係ないですよね?(=クオリティは解決せんでええ!)
- デスク掃除は、急ぎのプレゼン資料作成と関係ないですよね?(=デスクの汚れは解決せんでええ!)
これらは全て、急ぎのプレゼン資料作成に関係しないから、解決しないんです。
つまり、今やるべきことだけを徹底的に集中し、それ以外のことは全て無視するということです。

あわせて読みたい
●(日常生活編)価値の序列を知る
『価値の序列』という考えをご存じですか?
価値の序列とは、人生の8つの分野の「大切なものランキング」のようなものです。
人生の8つの分野とは以下のことです。
- お金・資産形成
- 仕事・キャリア
- 家族・パートナーシップ
- 人間関係・社交
- 美容・健康
- 知識・学習
- 精神性・スピリチュアル
- 娯楽
あなたの中で、「価値の序列」が高い分野に時間・エネルギーを使い、逆に「価値の序列」が低い分野には時間・エネルギーを使いません。
例えば、もし、あなたの価値の序列トップ3が『家族』『美容』『娯楽』の場合、あなたはその3つの分野を優先的に時間を使います。
どれだけあなたが、「仕事のキャリアアップしなきゃ!」とか「資格の勉強しなきゃ!」と頭で理解していても、価値の序列に『仕事』『学習』が入っていない場合、なかなか行動を起こしません。
そして、きっとあなたは口にし始めるんです。
『時間がない!』、、、ってね。
このように、あなたの日常生活は、あなたの「価値の序列」の順番通りに時間が使われるんです。

価値の序列について、詳しくは以下の記事をご覧ください。
●(人生編)緊急じゃないけど重要なこと
僕のメンター(師匠)である鎌田悠成さんから、次の格言を学びました。
その格言とは、こうです。
僕たちの時間の使い方は2パターンに分けられます。
『緊急じゃないけど、重要なこと』
『緊急だけど、重要じゃないこと』
そして、『緊急じゃないけど、重要なこと』を優先的に行動しないと、いつの間にか、時間もエネルギーも無くなってしまう。
『緊急じゃないけど、重要なこと』とは、人生の夢や、あなたがやりたいことです。
海外旅行に行く、副業を始める、尊敬する人に逢いに行く、ひとりキャンプする、日本全国競馬場の旅をするなどなど、あなたの人生で重要な事なんだけど、なかなか行動しないこととも言えます。
一方、『緊急だけど、重要じゃないこと』とは、無意識な日常生活のことです。
用も無いのにSNSを開いたり、何となくYouTubeを観たり、家事に忙殺されたり、無駄な飲み会に参加したり、人の愚痴を聞かされたり、、、あなたの人生で全く重要ではないのに、無意識に出来てしまう行動のことです。
多くの方の時間の使い方は、『緊急じゃないけど、重要なこと』に支配されていて、しっかり意識しない限り、『緊急じゃないけど、重要なこと』を優先的に行動できないようになっているんです。
人生の時間は有限なので、意識的に『緊急じゃないけど、重要なこと』に時間を使いましょう。

★まとめ(人生の流れが好転します)
今回は、パーキンソンの法則と、パーキンソンの法則から逃れるための対策や考え方についてお伝えしました。
参考になりましたでしょうか?
あなたが、パーキンソンの法則を意識しない限り、仕事でも日々の生活でも人生単位でも、あなたに残された時間は、どんどん無くなっていきます。
今回ご紹介した、パーキンソンの法則に対する3つの対策を意識して活用してみてください。
それでは!