『仕事がいつも、締め切りギリギリになってしまう!』
『毎年、気が付いたら1年が終わってる。。。』
このように、「時間が無い」という悩みはありませんか?
時間の余裕が無い人は、いつか必ず大きなミスを犯してしまいます。
- 仕事の締め切りに間に合わない
- メンタルの疲労が溜まる
- 人生、仕事しかしていない
このようなミス・失敗を避けるために、『パーキンソンの法則』を理解しておきましょう。
パーキンソンの法則を理解すると、次のようなメリットがあります。
- 余裕をもって仕事ができる
- メンタルに余裕が生まれ、何事にも落ち着いて対処できる
- ゆったりと余暇を楽しめる

時間の余裕が無いので、
じっくり仕事をしたり
ゆったりと余暇を楽しんだり
人生と向き合うこともありませんでした。
それでもパーキンソンの法則を理解した後は、仕事に余裕を持て、余暇もゆったりと楽しめるようになりました。

改めて、パーキンソンの法則を知っておくべきなのは、次のような人です。
- 仕事を効率的にできず、時間が足りなくなる人
- やるべきことの優先順位が低く、時間が無くなる人
- 人生で、やりたいことが後回しになる人
また、これからお話しするパーキンソンの法則は、サラリーマンでも主婦でも子供でも活用できます。
ぜひあなたも、パーキンソンの法則をしっかり理解して、時間の余裕を取り戻しましょう!
目次
あなたが時間が無くなる理由とは?パーキンソンの法則が働いちゃう
なぜあなたは、本当は時間に余裕があったはずなのに、いつの間に時間が無くなるのでしょうか?
まるで夏休み終盤に宿題に取り掛かる子供みたいですよね。
その理由は、「忙しい」とか「疲れた」ではありません。
- 経営者だろうが
- 自営業者だろうが
- サラリーマンだろうが
- 主婦・主夫だろうが
人間には誰にでも、パーキンソンの法則が働くからです。
例えば、パーキンソンの法則を知らないと、人は無意識にこうなります。
パーキンソンの法則を知らない人
●サラリーマン
納期が3日後の仕事を任される。
⇒仕事の内容を見ると、2日で完成できそう
⇒他のタスクが気になり、作業に集中できない。
⇒3日後、ギリギリにやっと納品。
●主婦
今年中に旅行したい場所がある。
⇒毎日の生活で忙しく、旅行どころでなくなる。
⇒旅行のことを思い出すが、ベストな時期を逃す。
⇒今年は無理だから、翌年へと持ち越す。
一方、パーキンソンの法則を知っていると、このように対処できます。
パーキンソンの法則と対策を知っている人
●サラリーマン
納期が3日後の仕事を任される。
⇒2日で完成させるつもりで始める。
⇒仕事のみに集中し、余裕をもって納品。
⇒余った時間を別の仕事に充てられる。
●主婦
今年中に旅行したい場所がある。
⇒まず初めに、旅行に行く日を決める。
⇒旅行を第1優先に、毎日の生活を過ごす。
⇒ベストな時期に旅行に行ける。
両者を比べてみて、あなたはどちらになりたいですか?

では、パーキンソンの法則とは、具体的にどのような法則なのでしょう?
以下で詳しく解説します。
パーキンソンの法則とは?
パーキンソンの法則とは『人は、時間やお金を全て使ってしまう』という人間の習性を意味します。
実際には以下のように内容です。
パーキンソンの法則は、英国の歴史学者・政治学者シリル・ノースコート・パーキンソンが1958年、著作『パーキンソンの法則:進歩の追求』で提唱した法則であり、以下の2つで構成される。
第1法則
仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する
第2法則
支出の額は、収入の額に達するまで膨張する
人は、時間もお金もあればあるだけ使ってしまうということです。
では第1法則「時間」に関して、あなたの仕事・日常生活・人生で、どのような対策法や考え方があるのでしょう?
次の3つのポイントで解説します。
- (仕事編)その問題は解決せんでええ
- (日常生活編)価値の序列を知る
- (人生編)緊急じゃないけど重要なこと
あなたの人生に非常に重要なことなので、ひとつずつしっかりお読みください。
(仕事編)その問題は解決せんでええ
『その問題は解決せんでええ』
この言葉は徹底的に仕事の効率化する考え方です。
「その問題は解決せんでええ」という考え方を発案したのは、経営コンサルタントの加藤将太さんです。
加藤将太さんは、1日3時間労働で年商3億円を達成した実業家でもあります。
加藤さんによると『その問題は解決せんでええ』とは、以下のたった1つの質問に言い換えられます。
そのことは、
あなたが〇〇することと、
どういう関係がありますか?
〇〇には、目標が入ります。
例えば、次のようなことはありませんか?
「明日の15時までにプレゼン資料を作成しなきゃいけない」のに、ついつい他のことが気になってしまう。
- 資料整理をしたり
- デスク掃除を始めてしまったり
- 友だちと食事に行ったり
結果、なぜか完成が翌日15時ギリギリになってしまう(今日中にプレゼン資料を作成すればいいのに。。。)
そんな時、自分自身で問いかけるんです。
「そのことは、僕(私)が明日15時までにプレゼン資料を作成することと、どういう関係がありますか?」と。
- 資料整理は、明日15時までのプレゼン資料作成とは関係ないですよね?(=資料整理は解決せんでええ!)
- デスク掃除は、明日15時までのプレゼン資料作成と関係ないですよね?(=デスクの汚れは解決せんでええ!)
- 友だちとの食事は、明日15時までのプレゼン資料作成と関係ないですよね?(=友だち付き合いは解決せんでええ!)
これらは全て、急ぎのプレゼン資料作成に関係しないので、解決する必要はありません。
つまり今やるべきことだけを徹底的に集中し、それ以外のことは全て無視するという考え方です。

「その問題は解決せんでええ」の考え方や、加藤さんについては次の記事でより詳しく解説しています。
ぜひ参考にしてみてください。
(日常生活編)価値の序列を知る
『価値の序列』という考えをご存じですか?
価値の序列とは、人生の8つの分野の「大切なものランキング」のようなものです。
人生の8つの分野とは以下のことです。
- お金・資産形成
- 仕事・キャリア
- 家族・パートナーシップ
- 人間関係・社交
- 美容・健康
- 知識・学習
- 精神性・スピリチュアル
- 娯楽
人間は、「価値の序列」が高い分野に時間・エネルギーを使います。
逆に、「価値の序列」が低い分野には時間・エネルギーを使いません。
例えば、あなたの価値の序列トップ3が『家族』『美容』『娯楽』だとします。
その場合、あなたは『家族』『美容』『娯楽』の分野を最優先で時間を使います。
なので例えば、仕事・キャリアや知識・学習のことは優先度が低くなります。
「仕事のキャリアアップしなきゃ!」
「資格の勉強しなきゃ!」
と、どれだけ言葉にしても、実際には行動を起こしません。
このように、あなたの日常生活は、あなたの「価値の序列」の順番通りに時間が使われるんです。

あなたの「価値の序列」を詳しく知る方法は次の記事で解説しています。
ぜひ参考にしてみてください。
(人生編)緊急じゃないけど重要なこと
僕のメンターである鎌田悠成さんから、次の格言を学びました。
その格言とは、以下の通りです。
僕たちの時間の使い方は2パターンに分けられます。
『緊急じゃないけど、重要なこと』
『緊急だけど、重要じゃないこと』
そして『緊急じゃないけど、重要なこと』を優先的に行動しないと、いつの間にか、時間もエネルギーも無くなってしまう。
『緊急じゃないけど、重要なこと』とは、人生の夢や、あなたがやりたいことです。
- 海外旅行に行く
- 副業を始める
- 尊敬する人に逢いに行く
- ひとりキャンプする
- 日本全国競馬場の旅をする
これらは人生でとても重要なことですが、緊急性に欠けます。
緊急性に欠けるので、優先的に行動を起こしません。
一方、『緊急だけど、重要じゃないこと』とは無意識な日常生活のことです。
- 用も無いのにSNSを開く
- 何となくYouTubeを観る
- 無駄な飲み会に参加する
- 残業して人の愚痴を聞かされる
これらは人生で全く重要ではないですが、緊急性はあります。
緊急性があるので、重要度が低いのに行動してしまうんです。
おそらく90%以上の人は『緊急だけど、重要じゃないこと』に支配されています。
そして『緊急じゃないけど、重要なこと』を後回しにしています。
だから時間が無くなるんです。
だから人生がいつの間にか終わってしまうんです。
だから夢が叶わないんです。
人生の時間は有限です。
今からすぐ、優先的に『緊急じゃないけど、重要なこと』に時間を注ぎましょう。

まとめ(人生の流れが好転します)
今回はパーキンソンの法則と、パーキンソンの法則から逃れるための対策や考え方についてお伝えしました。
いつも時間が無いと思っているあなた、参考になりましたでしょうか?
今後もあなたがパーキンソンの法則を意識しない限り、時間は無くなり続けます。
仕事でも
日常生活でも
人生単位でも
あなたに残された時間は、どんどん無くなっていきます。
ぜひパーキンソンの法則に対する3つの対策を意識して活用してみてください。
またパーキンソンの法則の「お金版」は次の記事で解説しています。
なぜかお金が無くなってしまう人は、次の記事も必ず参考にしてくださいね!