ブロガーもYouTuberもインフルエンサーも
個人起業家がファン(顧客)とコミュニケーションをとる時代になりました。
そこで知っておきたいのがLINE公式アカウント。
LINE公式アカウントがあれば、ファン(顧客)に直接メッセージを送ったり、商品を販売することが可能になります。
本記事ではLINE公式アカウントについて機能や料金、メリット・デメリットなどを解説します。
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LINE公式アカウントは個人利用できる
LINEヤフー for Business(以下:LINE公式アカウント)とは、ビジネス利用できるLINEアカウントのこと。
ビジネス用のLINEアカウントですが個人でも利用可能です。
LINE公式アカウントが利用されるのは主に次のビジネスシーンです。
業種 | 具体例 |
個人ビジネス | YouTuber インフルエンサー 教育系 オンラインサロン コンサルティング |
飲食 | カフェ デリバリー 居酒屋 ファミレス |
サービス | ホテル・旅館 不動産 金融・保険 |
EC・小売 | アパレル ECサイト 健康食品 雑貨店 |
理容・サロン | エステ 美容院 ネイルサロン 理容室 |
LINE公式アカウントを個人利用するときの主な機能
LINE公式アカウントの主な機能は下記のとおりです。
主な機能
- メッセージ配信
- LINEチャット
- 自動応答
- ステップ配信
- リッチメニュー
- クーポン配布
- 決済連携
- レポート機能
友だち追加したユーザーにメッセージを送信したり、クーポン配布やリッチメニューの設定も可能になります。
友だち(顧客)と直接コミュニケーションをとれるのが大きな特徴です。
なお、LINE公式アカウントの自動化を極めたい人はLINEマーケティングツール(LINE拡張ツール)を導入すべきです。
くわしくはLINEマーケティングツールおすすめ10選!をご覧ください。
LINEの開封率【メルマガと比較】
LINEのユーザーは9600万人に上り、日本人口の70%以上が利用している計算になります。
また、LINE公式アカウントの調査によると、LINEメッセージが届くと約80%がその日のうちに開封されるデータが報告されています。
これまでマーケティングの主流だったメルマガと比較すると、下記の違いがあります。
ツール | メルマガ | LINE |
開封率 | 約23% | 約80% |
※メルマガ:Benchmark Emailユーザーのメール平均開封率より引用
※LINE:2021年7月 携帯電話に関するアンケート(総サンプル数2,060)より引用
LINE公式アカウントを個人利用するメリット
LINE公式アカウントを個人利用するメリットはこちらです。
無料でアカウント開設できる
LINE公式アカウントは無料で始められるのがメリットです。
フリープランが提供されていますし、初期費用もかかりません。
無料で運用しながら、メッセージ配信やリッチメニューの作成などにトライできます。
ただし、メッセージ配信数が増えると有料プランへの変更が必要になります。
LINE公式アカウントの料金プランはこちらから確認してくださいね。
友だち登録されやすい
LINE公式アカウントは友だち登録されやすいのもメリットです。
日常的に親しまれているLINEアプリ上で利用できるため、ユーザーも友だち登録に抵抗感が少ない傾向があります。
メッセージの開封率が高い
LINEの開封率は約80%とメチャクチャ高いのです。
※LINE公式アカウントの公式サイトより確認
これまではメルマガがマーケティングツールの主流でしたが、
メルマガの開封率は約20%なので、開封率に大きな差があるのです。
1対1のコミュニケーションがとれる
LINE公式アカウントでは、チャット機能で1対1のコミュニケーションもとれます。
メッセージ配信は一方通行なコミュニケーションになりますが、
チャットであれば、会話の流れでセールスをかけることも、問い合わせ対応をすることも可能になります。
集客・販売の機能が搭載されている
LINE公式アカウントではメッセージのステップ配信クーポン配布などの機能が搭載されています。
これらの機能は集客や販売をスムーズにしたり、自動化するのに役立ちます。
個人ビジネスは人手が限られているので、集客・販売に手間をかけないことが重要です。
LINE公式アカウントを利用することで、顧客一人一人に対応する手間・時間を省くことが可能になるのです。
なお、LINEマーケティングツールを利用すればLINE公式アカウントでは足りない機能を強化できます。
くわしくはLINEマーケティングツールおすすめ10選!コスパ&機能を徹底比較!をご覧ください。
LINE公式アカウントを個人利用するデメリット
LINE公式アカウントを個人利用するときのデメリットはこちらです。
ブロックされやすい
LINE公式アカウントは友だち登録されやすい反面、ブロックされやすい傾向にあります。
一度ブロックされてしまうと、LINE公式アカウントを使って情報を届けられなくなります。
ユーザーの役に立たないメッセージは配信しないように注意しましょう。
コストが高くなる場合がある
LINE公式アカウントはメッセージ配信数によって運用コストが変わります。
フリープランでは月200通までしか配信できないため、有料プランへの変更が必要になるのです。
友だちが増えてくるとメッセージ配信数も増加するので、無駄なメッセージを配信しないことが重要ですね。
LINE公式アカウントの料金プランはこちらで確認できます。
長文のメッセージに向いていない
LINE公式アカウントはLINEの画面を使うので、長文メッセージには向いていません。
長文メッセージを配信してしまうと即ブロックされるリスクが高くなります。
顧客からブロックされないために、配信メッセージは短文にするか別リンクを掲載すべきです。
LINE公式アカウントの料金プラン【3パターン】
LINE公式アカウントの料金プランは下記の通りです。
料金プラン | コミュニケーション プラン | ライトプラン | スタンダードプラン |
月額料金 ※税込 | 0円 | 5,500円 | 16,500円 |
メッセージ 月間 | 200通 | 5,000通 | 30,000通 |
メッセージ 追加料金 | 不可 | 不可 | ~3円 |
※2023年6月1日から新料金プランに変更
月間で送信できるメッセージ通数によって料金プランが変わります。
2023年6月1日の料金プラン変更により、ライトプランがほぼ必須になりました。。。
LINE公式アカウントを個人利用するコスト例【プロラインフリーを併用】
LINE公式アカウントを運用する多くの方が、マーケティングツール(拡張ツール)を併用しています。
本章では、LINE公式アカウントとLINEマーケティングツールを導入した場合のコスト例を紹介します。
今回はプロラインフリーというLINEマーケティングツールで計算しますね。
月額料金 合計 | LINE公式アカウント (無料メッセージ配信数/月間) | |||
プロラインフリー (ステップ配信数) | プラン名➡ ⇩ | コミュニケーション (~200通) | ライト (~5,000通) | スタンダード (~30,000通) |
フリー (~10個) | 0円 | 5,500円 | 16,500円 | |
プロ (~50個) | 9,680円 | 15,180円 | 26,180円 | |
ゴールド (無制限) | 29,700円 | 35,200円 | 46,200円 |
※料金は税込みです。
※メッセージ配信数が30,000円を超えると追加料金が発生
なお、筆者はプロラインフリーの「ゴールドプラン」を契約しています。
※LINE公式アカウントは月間のメッセージ配信数によって変動。
なおプロラインフリーとは?LINE公式アカウントの"最強"自動化ツール!です。
プロラインフリーについて、くわしくは下記記事をご覧ください。
LINE公式アカウントを開設する方法
LINE公式アカウントを開設する方法を紹介します。
まずはLINE公式アカウントの公式サイトを開きます。
画面の「アカウント開設」をクリックしてください。
画面左下の「LINE公式アカウントをはじめる」をクリックしてください。
「LINEアカウントでログイン」または「ビジネスアカウントでログイン」をクリックしてください。
ココがポイント
LINEアカウントで登録:個人のLINEアカウントで作成したい方
メールアドレスで登録:メールアドレスで作成したい方
アカウント作成ページに遷移するので、必要事項を入力してください。
LINE公式アカウントによくある質問
LINE公式アカウントによくある質問をまとめます。
よくある質問
Q1.LINE公式アカウントってなに?
LINE公式アカウントとは、ビジネスとして利用できるLINEアカウントのことです。
Q2.LINE@とLINE公式アカウントの違いは?
LINE@はLINE公式アカウントの旧名称のことです。
2019年8月でLINE@は終了しており、現在はLINE公式アカウントが正式名称です。
Q3.LINE公式アカウントは個人でも利用できる?
個人でも利用できます。
Q4.LINE公式アカウントは無料で利用できる?
無料でも利用できますが、メッセージ配信数によっては月額料金がかかります。
LINE公式アカウントの料金プランはこちらをご覧ください。
Q5.LINE公式アカウントを運用する注意点は?
アカウントBAN(凍結)に注意しましょう。
LINE公式アカウントの利用規約やガイドラインに違反するとBANされる可能性が高くなります。
あらかじめ、利用規約とガイドラインを確認しておきましょう。
Q6.LINEマーケティング(拡張)ツールとの違いは?
LINEマーケティングツールとは、LINE公式アカウントの機能を拡張するツールです。
LINE公式アカウントでは足りない機能を追加したりパワーアップさせるときに利用します。
代表的なLINEマーケティングツールは以下の通り。
Q7.機能が足りないってどういうこと?
LINE公式アカウントには集客から販売まで完結させる機能があります。
しかし、最低限の機能しか備わっていないため、不便なこともしばしば。
そこで登場するのがLINEマーケティングツールなんです。
ここではプロラインフリーを例に、機能の違いを比較しますね。
比較項目 | LINE公式アカウント | プロラインフリー |
友だち情報 | ▲ 手間がかかる | 〇 手間がかからない |
チャット | ▲ 不便 | 〇 良い |
自動応答 | 〇 一応使える | 〇 便利 |
ステップ配信 | ▲シンプルすぎる | ◎ 超パワーアップ |
リッチメニュー | ▲ 自由がない | ◎ カスタムが自由自在 |
コンテンツ ページ | × なし | 〇 あり(超便利) |
アンケート フォーム | × なし | 〇 あり |
クーポン配布 | 〇 あり | ◎ 便利機能あり |
セグメント 配信 | 〇 あり | ◎ 便利機能あり |
独自ASP システム | × なし | 〇 あり |
決済連携 | 〇1つのみ | ◎ 複数あり |
LINE予約 | ▲ 有料オプション | 〇 あり |
分析 | ▲ 最低限の機能 | 〇 詳細な分析が可能 |
LINE公式アカウントを導入すると、LINEマーケティングツールも併用することをおすすめします。